Amazon Pay連携で気軽にふるさと納税
この「ふるさとチョイス」はTVCMでお馴染みの同名サービスのAlexa版スキルです。
返礼品を軸に8つのカテゴリそれぞれに8〜10程度のオススメを提示し、Amazon Payで簡単に手続きができてしまうサービスです。Echo Showなら視覚的にも分かりやすく、ふるさと納税に興味のある方は一度起動してみましょう!
ふるさとチョイス 使い方
話し方
基本的にこれで即 カテゴリ選択メニューが開きます。
ふるさと納税とはなんぞや・・とか、控除額シミュレーションとか納税本来のガイドは一切ないので注意が必要です。
カテゴリは「肉」「米・野菜」「果物」「海産物」「お酒」「スイーツ」「雑貨」「災害支援」の8つに絞られています。
返礼品を選んで購入するだけ
最初のメニューから返礼品のカテゴリを選びます。試しに「スイーツ」を選んでみると・・
音声だと順番に読み上げますが、Echo Showだと画面タッチ&横スクロールでサササと確認できます。
商品を選択すると、商品説明と寄付先の自治体名の説明が流れます。
そしてすぐに「寄付しますか」と聞いてくるので、「はい」で寄付に進むのでしょう。「はい」で即寄付になったら怖いのでこれ以上進めませんでした。
ECショップ並にシンプルですね。
事前にAmazon Pay連携をONにしておく必要があります。
「雑貨」カテゴリを選んでみると・・・
ティッシュやトイレットペーパーが返礼品に!
よく見たら96ロール! 16ロール入りのデカイやつが6セット来るんか。
もはや配達業者泣かせな気もw
10000円寄付で2000円ちょっとのトイレットペーパー貰うよりも1500円くらいの肉・魚にいくよなあ・・
地元に特産品がないのかも知れないけど、いくらなんでもティッシュやトイレットペーパーの返礼品目当てでふるさと納税する人いない気がするんだけどどうなんだろう・・w もうちょっと担当者は工夫すべきだし、この「ふるさとチョイス」スキルにしてもなぜAlexaスキルで数少ない商品紹介でこれを載せるのかもわからなかったり。
まあトイレットペーパーと言ってもこれみたいに、東北限定かつ地域で人気の銘柄で、障がい者工賃など思いやり支援にもつながる・・みたいな商品なら全然いいと思いますが。
など、この「ふるさとチョイス」スキルで新たな発見があったので良かったですw
カタログ選択型サービスに音声UIは厳しい
さて、この「ふるさとチョイス」。非常に分かりやすく商品も絞って超シンプルに作ってある点は素晴らしいと思います。スキルとしては素晴らしいのだけど、これが便利か・・ユーザーさんが使うか・・と言われたら私はNOだと思う。
納税の仕組みを理解した上で、日本全国膨大な返礼品の中から探すのが楽しいし、または自治体そのものの魅力や取り組みのエピソードを知るのも楽しい。それがふるさと納税だと思うんですよね。
もちろん配当金ごとく、配当率目当てで納税してもいいんだけども、その観点でもやはり目玉や掘り出し物を探すのが楽しい。
なので、ふるさと納税ってこんな僅かな商品群であえて音声UIでAmazon Payで無機質に買うものではないと思うわけです。音声UIにおけるショッピングが機能するのは、選ぶ楽しさが必要ない指名買い、及びリピート商品に対してであり、Amazonダッシュボタンと同じ用途なんじゃないかと思っています。
だから「ふるさとチョイス」があえてAlexaでスキルを出すのであれば、私は自治体の取り組みの動画とか、納税ありがとう!のボイスレターとか、どんな工夫と苦労で返礼品を生み出しているかなどの感動するもの、感情に訴えるコンテンツにすべきだったのではと思います。
実際に「ふるさとチョイス」のWEBサイトでは「ふるさとからありがとう!」というコーナーもあるわけですし。
なにかいい返礼品ないかなーとAlexaに一声かけるだけで、各地のボイスレター動画がどんどん流れていく・・・そして興味の湧いた返礼品をWEB版ふるさとチョイスで検索させればいいと思う。ボイスレターも各自治体や地元企業が自主的に作ってくれるようになればどんどん集まってきて、それだけで1日中流し続けられると思うし。
たとえ声だけでも、ボイスレターならその土地に住む方の生の声で魅力を伝えられる気がする。
てなわけで、何でもかんでもAmazon PayでAlexaで繋いでみました・・・でもダメというかもったいないと思います。適材適所でテクノロジーやストアを使い分けることが重要だなと思いましたです。
あとがき
音声UIでのECは、いかにカタログから脱却できるかだと思ってる。
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