TVCMアーカイブをSpotへ!
この「サントリーチャンネル」は、数あるサントリー商品のTVCMをいつでもジュークボックスのように視聴できるスキルです。
TVCMの動画をそのまま流すので、残念ながらAmazon Echo Spot専用となっており、EchoやEcho dotでは利用できません。ただ、動画素材の効果的な利用の仕方として参考になりますので、Spotをお持ちの方は是非試してみてください。
サントリーチャンネル 使い方
話し方
スキルを起動すると、「最新の動画を見る」か「キーワード(商品名)で検索する」かを聞かれます。
「最新」か「キーワード」で返しましょう。この辺、ちょっとUIが不親切で戸惑いますね・・
「最新」の場合はその名のとおり最新のCMが9つ並ぶので、番号で見たいCMを指定するか、画面スクロールで見たいものをタップします。この辺のUIはSpot専用なので、画面のスクロールやタップを前提としているようです。
「キーワード」の場合は「プレミアムモルツ」など見たいCMの商品名を言います。これも予め商品名が連想できていないとなかなか難しいと思います。
画面タップでCMセレクトが超ラクに!
最初に見たい商品のCMを指定するところで難しい面はあるものの、画面を使ったUI自体は非常にスムーズです。
見たいCMの候補をスクロールでスイスイ~と上下選択し、タップで選択!
そもそも動画を見るスキルでもあるので、画面を見ながらという意味ではスクロール&タップの操作が有効ですね。
とは言え、ラジオのように聞くだけなら音声で気軽に操作できるスマートスピーカーの良さが活きますが、モニタで動画を見るという前提になると、「それ、スマホのYoutubeでよくね?」となるのも事実です。
この手のスキルが審査通過した意味の方が重要
このスキルはまさに広告です。なんたってTVCMそのものですからね。。
一方で、AmazonもGoogleもLINEもスマートスピーカーのアプリにおいては現状広告ビジネスを認めていません。ですから、スマホの無料アプリのように広告収益をベースとしたマネタイズがスマートスピーカーのアプリではまだ実現できません。
しかし、このサントリーチャンネルはTVCMをアーカイブして動画コンテンツだと言い切ることで審査を通過しているわけです。
「コンテンツ」+「広告」という見せ方、作り方はできなくとも「広告をコンテンツと言い切る」や、「(コンテンツ+広告)をひとつのコンテンツファイルだ」とすればスマートスピーカースキルにできるということですね。
なかなかにグレーではありますが・・w
こうなってくると既にTVやYoutube向けに動画CMを持っているところならば、コンテンツとして整理するだけでスマートスピーカー展開が可能だということになります。
今後、この手のスキルは増えてくる気がします。
ただし、サントリーさんは以前からYoutubeに公式チャンネルを開設し、既に多くのTVCM動画を公開していました。つまりコンテンツとしてのブランディングをきちんとしていたということであり、Amazonが審査を通したのもそういう背景があったからかもしれません。
なので、バックボーンのないものを一朝一夕で出そうとしてもNGという可能性はありますね。
問題は音声だけで動画選択する操作が難しい、ラジオや音楽を聞くほどにはスマートスピーカーの優位性を感じない点であり、どこまで他社が追随してくるか・・でしょうか。
あとがき
ライブチケットの予約CMを兼ねたMusicVideoとか凄く相性が良さそう!
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