Amazon Alexa スキルアワード2018 全記事
2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6
17:テレビリモコン
名前のとおり、テレビのリモコンをAlexaで実現したスキルです。既にスマートホームとして、直接Echoで制御できるテレビやスマートリモコンといった赤外線リモコンを制御する製品で徐々に実現しつつある世界ですね。
まだまだスマートリモコンと呼ばれる製品では、スマートホームとして使うには電源のオンオフだけ、チャンネルや音量はコントロールできてもスキル名で指定しないといけないなど、制限が結構あります。
この「テレビリモコン」では、番組表を出したり、オススメ番組を提示したりとかなり細かく音声制御できるのが特徴ですが、その代償として「我が家のテレビ専用」という超極小対象範囲がオチになってましたw
このスキルは、最初のSmart Post同様、自分が欲しいから・必要だからで作っちゃった系のスキルでして、こういったツクリテの熱量こそが重要だなと痛感しました。まさに必要は発明の母ですな。
今後、大手家電メーカーが音声UIを仕込んだテレビを出してくると思いますが、どこまでシンプルにできるか、多機能でややこしい系の同じ轍を踏むのか・・気になりますね。
18:こたえのないえかきうた
サントリー グリーンDA・KA・RAのブランド展開である「こたえのないえかきうた」もノミネートされました。
これはほんとにクオリティ高いスキルですよね・・・
私も以前レビューしようと何度もプレイしていたのですが、どう書くといいのか悩んでまだ下書きのままでした・・
同じ絵かき歌系スキルの「おえかきおえさん」も、「何が描きあがるか分からない」「最後に答え合わせする」というアイデアでしたが、こちらの「こたえのないえかきうた」はその名の通り、「何が描きあがるか分からない」でありながら「何が描けてもいい」という内容になっています。
絵かき歌のフレーズが先にジェネレートされるわけで、その結果どんな絵になるかは全く不明。正解は描き手のイメージだけとなり、同じフレーズでも十人十色の出来上がりになります。
まさに、日本の算数問題は4+5=?という質問の仕方だけど、海外の算数では □+□=9を成立させるには?いう問題で、2+7でも3+6でも4+5でも正解、いろいろな発想で子供それぞれに自分の回答を見つけさせる教え方をする・・そこが違うってな話を思い出しました。
CMでお馴染みのダカラちゃん達。
このネームバリューはずりぃよなあ・・w
でも、お題の絵かき歌にのって好きな絵を子供それぞれが好きに描く。そして、思い思いに「なぜこれを描いたのか」を得意げに語るってのは凄く楽しいと思います。子供の頃にこういうスキルで感性を磨けば凄い財産になると思うんですよね。
ワタクシ、駄文を長文で書くのは苦ではないのですが、コレ・・週2本の長文作文を2年間ずっと宿題にしやがった小学校1,2年の担任のおかげ?なんですよねw 100マス計算とか小さい頃無駄にやらされた教育は、大人になって役に立つなあとオッサンになって気づきました・・・
絵かき歌自体は7つのフレーズから組み合わされるリアルタイムジェネレート系で、理論上は億単位で作成可能だとか! 特定フレーズによるランダム生成でも何描いてもいいというところで絵かき歌として成立する点に関心させられました。
自分だと思いつかなかったなあ・・悔しいっす。
なお、この「こたえのないえかきうた」は部門賞 キッズ部門を受賞されました。おめでとうございます!
19:クイックちゃん
さあ、来ました!
最優秀賞 法人開発者部門を見事獲得されました「クイックちゃん」の登場です。
セゾン情報システムズさんのチームですが、既に社内運用されているスキルという点で、実用性という点では非常に説得力のあるスキルでした。セゾン情報システムズさんでは福利厚生としてクイックマッサージを社内で受けられるサービスを展開されていますが、そこで働くヘルスキーパーさんの中には視覚障がいの方がいらっしゃるということでした。
このヘルスキーパーさんをフォローするサポートの方がいてクイックマッサージ業務をこなしていたという背景があります。
これを音声UIであるAlexaがサポートすることで、サポートスタッフさんがいなくてもマッサージ業務の効率化を実現。次の人を呼んだり待っている人の人数を把握したりが可能になったそうです。
実際に効率化できた工数もエビデンス化し、しっかりと社内外にも認知できた点も大きいと思います。
社内基幹システムと連携して社員番号から患者さんを管理し、患者さんも無駄な待ち時間なく訪れればいいという仕組みは素晴らしいと思います。
自社内に特化したシステムではあるものの、個人経営の整骨院とかでも利用価値高そうと感じました。
やはり既に実用化し運用し、そしてしっかりと根づいている、助かっている人がいる・・という点が大きな受賞ポイントだったように感じました。
グランプリの企業部門としてふさわしいタイトルだったと思います。おめでとうございます!
20:おばあちゃんセンサー
SONYのIoTダグ「MESH」の人感センサーを使ったスキル。個人的に大好物系なので、プレゼンを楽しみにしていた一本です。
ぬぬぬ。またもや押し寄せるいらすとや婆さんw
居間や台所、寝室や玄関など、おばあちゃんが普段家の中で行動する地点に人感センサーである「MESH」を事前に仕込んでおき、そこをおばあちゃんが通ると履歴を蓄積すると。
そして「何時何分何秒にXXXXにいました」というようにAlexaが通知してくれるというものです。
もちろんAlexaには、「おばあちゃん、元気?」という発話が必要となります。
確かにこれだと、いちいち電話をしなくとも最新の居場所の時間を確認するだけで、今日も元気かどうかすぐわかりますね。変にお値段が高い見守りサービス的なものを導入せずとも、MESHで簡単に実現できればニーズありそうです。
あと、犬や猫といったペットが変なところに行ってないかもMESHの置く位置を工夫すれば実現できそうです。
まさにペット展開をイメージしてたところにまさかのオチが!
な、な、な・・・なんだってぇぇ!!
この衝撃的事実があまりにもサプライズゆえか、見事に特別賞を受賞されました。
おめでとうございます!
あとがき
今回の4本も見応えありましたね。
ウチ2本でオチも決まりました!
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