Amazon Alexa スキルアワード2018 全記事
2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6
21:キャプテン九九
スキルの完成度はピカイチ! VoiceApp Labさんの登場です!
すでにこの「キャプテン九九」はウチでもレビューさせていただいたのですが、とにかくずば抜けてスキルの完成度が高い作品ですね。
【キャプテン九九】 レビュー これは本当に楽しい! それしか言えねえ! [Amazon Alexa][Google Home]
インイチガイチ(1x1=1)、インニガニ(1x2=2)のような九九を軽快なラップソングにし、さらに世界観が秀逸なストーリーに乗せた知育系エンタメスキルになっています。
子どもたちはもちろんのこと、大人でもどうすれば九九を楽しく覚えられるか、そしてそれをVoiceUIでどう表現すればいいのか・・・凄くよく考えられていて、アレクサスキルのリファレンスとしても学ぶべき点は多いこの「キャプテン九九」。
私の中ではキッズ部門では抜けた存在だったのですが、イマイチ審査員には響いていなかったのかな?
まあ、3分間の中でスキルの完成度と言った部分はなかなか表現できないし、実際にプレイしなければそこは実感できないですからね。絵かき歌が2本エントリーされ、先にプレゼンが終わっていたという点で、九九をラップに乗せただけ・・のように映ったのかも知れません。
確かにキッズ部門には「みんなのおりがみ」「おえかきおねえさん」「こたえのないえかきうた」という素晴らしいスキルがありましたが、この「キャプテン九九」もスキル全体のクオリティ込みで言えばこの3つと同等かそれ以上の作品だと思います。
それだけに部門賞のキッズ部門の1つは私の中では間違いなくキャプテン九九です!
22:ぼく、わたし帰ったよ
この「ぼく、わたし帰ったよ」は、両親が共働きのようなご家庭で、子どもが帰宅した際にその通知をAlexa経由で得られるというスキルです。
鍵っ子が4割にもなっている点は知らなかったので勉強になりました!
子どもが帰宅してAlexaに話しかけると、親にその通知が飛ぶという流れですね。ただtwillioは分かるのですが、HUEでライトを付けるという使い方がイマイチ分かりませんでした。
あと、子どもが帰宅して、おばあちゃん・おじいちゃんの家に遊びに行くというようなケースでは、今から行く、何時に行くという到着時間に関する内容も通知できるとのことでした。というかtwilioで電話でおばあちゃん・おじいちゃんに知らせてくれる・・・ということですね。
twilioを使った事例としていいなと思いましたが、想定ケースがかなり限定されたものなので、もっと一般的なケースでも使うことを想定すると色々難しそうな気もしました。
あと、IoT連携のホームセキュリティ系サービスで対応されてくる部分だとも思うので、このアイデア単体での将来性で考えると厳しいかも知れないと感じました。
とは言え、部門賞 子育て支援部門を受賞されました。おめでとうございます!
23:血圧手帳
ワタクシ、自転車が好きだったり、元ボーイスカウトゆえに突然歩きたくなったりすることから、昔からApple Watchだ、Garminだ、SmartBandだ・・・と散財する癖があります。
坂や山道で心拍が150を超えてMap上で赤いラインになってるのをあとから見て、デュフフ・・とか、あそこ勾配10%超えてるやん!とかニヤケちゃうおバカさんゆえ、音声UIにおけるヘルスケアとかライフログに凄く注目しています。
前置きが長くなりましたが、なのでこの「血圧手帳」というタイトルから興味をもっておりました。
音声で血圧の上と下を言うだけでグラフ化してくれるのは素晴らしいと思いました。
シンプルだけど分かりやすいし、何より誰でも使えます。
スマートウォッチ系デバイスでもグラフにすると何が何だかよく分からない線が引かれるものも多い中、Spotなら視認性も問題ないですね。
Alexaのアプリでカードとしても出してくれるので、後から見返すこともできます。まあ、まだまだAlexaカードの使い勝手が悪く、多くのスキルを使ってたくさんのカードが飛んでくるような状況だと難しい部分はあるのですが・・
この辺はAmazon側での改修、調整に期待したいところです。
開発動機が、ご自身のご両親に使ってもらうというところも、具体的な問題解決からのスタートなのでニーズを良く考えていると感じました。親が血圧をAlexaに言うだけで、それが遠く離れた息子・娘のAlexaアプリに飛んでくれば、生存確認と共に血圧チェックができますね。
こちらの「血圧手帳」はみごと、部門賞のシルバー部門を受賞されました。まさにシルバー部門にふさわしいスキルだったと思います。おめでとうございます!
24:Yes Noライト
さあ、いよいよラスト。そしてラストが、Amazonさん自身が物議を醸し出すと言われた「Yes Noライト」がトリです!
この文章、難しい単語で官僚が書けば、立派な法案になりそうですw
今日はOKなのかNGなのか、夫婦間で枕を表か裏で表現するアレ、新婚さん、いらっしゃぁ〜い。
本家の枕はピンクか水色の2色なのに、HUEの能力を無駄に遺憾なく発揮しての5段階!
ちょっとピンクとすっごいピンクの差は?w
スライドがめくられる度に笑いが起こる会場。
kintoneまで使って、カレンダーとして履歴まで遡れるという凝りよう。
まさにスキルの無駄使い!w
会場では、カレンダーが全部ブルーだったらほんまにブルーになるなどと申しており・・な感想もあって盛り上がりました。
さすがにトリです!
部門賞で、暮らし部門、子育て支援部門、ダブルであるんじゃ!?とか思ってましたw
ちなみに、15番目に登場した「緊急事態 助けて!」でプレゼンに登壇された我がサイバードの元木さんが、この「Yes Noライト」でも別の方々とチームを組んで登壇! まさかの、アワード ファイナリストにダブル選出、ダブル登壇とか凄いことになっておりました。
まあ社内でも湯水のようにアイデアを出される方なので、まだまだ今後もアッと驚くスキルを出されると思いますよ!
なおこの「Yes Noライト」は、Philips HUE賞を受賞されました。おめでとうございます!
これ、梅田のヨドバシとかに置いたら、関西人のノリの良さでHUEがバカ売れするんじゃないかしらw
というわけで全24作品、ようやく振り返り終わりました。
受賞された方、おめでとうございます! そしてみなさん、お疲れ様でした。
最後に次回記事にて、アワード全体の感想とかを軽く書いてみたいと思います。
あとがき
バックエンドで様々なAPIやサービスを使っていたり、実際の運用で成果を上げていたり、どれもこれもさすがによく考えられたスキルばかりだったように思います。
非常にクオリティの高いプレゼンでした!
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