Amazon Alexa スキルアワード2018 全記事
2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6
ファイナリストプレゼンテーション 24作品を一挙公開!
昨日行われたAmazon Alexa スキルアワード2018 決勝審査会及び授賞式で、見事グランプリに輝いたのは「みんなのおりがみ」と「クイックちゃん」でした。
決勝に残ったのは応募総数365スキルの中から24スキル。
持ち時間僅か3分という、一般的なLTの5−10分と比べても圧倒的に短い中で審査員に理解してもらえるプレゼンをしないといけないという、かなりハードな選考会となりました。
当初、「しんどいのでやめとこう・・」と固く心に決めていたのですが、いざ会場で始まるまでに展示やら会場やら見てたらムズムズしてきました。なので、全ての作品をショートレビューする形で追っていこうと思います。
よろしくおねがいします!
オープニング
まずはアマゾン 柳田さんよりオープニングトークです。一般応募もさることながら、2ヶ月半に渡って全国5会場でハッカソンを開催し、そこで結成されたチームの作品がこのファイナリストにいくつか選ばれています。
全応募数は365作品! その中からファイナリストに選ばれた24作品が最終プレゼンを行います。
最優秀賞は個人1作品、企業1作品選出されます。
そして、部門賞5作品、スポンサーテーマ賞7作品、スポンサー特別賞5作品となります。実は当日急遽さらに特別賞が設定され4作品が選ばれました。
それでは登壇順にファイナリストのプレゼン、スキル紹介をさせていただきます。
1記事4−5本で順番にアップしていきます。
1:Smart Post(プロトタイプ) Echo Spot連携
Smart Post・・・はて・・どういうものだっけ?と思いますよね。
これみて、売ってたら即買う!と思わず最初のプレゼンから興奮しておりました!
そう。マンションの、特に高層階に住んでれば凄くこれ思いますよね!
わざわざ郵便の確認のために服着て(お前は家の中でどんなカッコなんだw)、エレベーター乗って1階まで降りて集合ポストをみないといけない。まあ、普通のマンションなら帰宅時にポストを見ればいいだけとも言いますが、実はウチは1Fと2Fの両方に入り口があるんですね。で、私は2Fから出入りする方が駅に近いのですが、集合ポストは1Fと。
なのでゴミ出し以外にわざわざ1Fに行く機会が少なく、2−3日ポストを見ないことも結構あります。という、私の実情はさておき、部屋の中でポストの中身を確認できると便利ですよね。
あかん。これ、ワタシには無理な奴やw
実際にデモで成功させた米山さん。
これ、ワタクシ感動しました! 緊張するトップバッターで3分しかなく失敗したらもう間に合わないという状況で見事成功! もうスキルレビューでもなんでもないけど、こういう素晴らしい点もしっかりお伝えしたいのであります。
で、郵便物が投函された段階でポストの中を撮影するので、そのタイミングで通知が来ます。材料費はもろもろ全部入れても2万円程度とのこと。素晴らしい!
Spotであれば撮影された写真と共に通知が来ますので、ポストに投函された事実があった時だけ取りにいけばいいんですね。凄く便利! これがあれば、Nintendo Switchを買った時に不在通知に気づかず1日無駄にすることもなかった!w
これはSmart Lockのように商品になって欲しいという夢もありますね。
なお、この「Smart Post」は部門賞:暮らし部門を受賞されました! おめでとうございます。
2:ゴミ丸
各自治体ごとに異なるゴミ出しの分別ルールや収集日を教えてくれるスキルです。なので、本スキルは愛知県豊橋市に特化したものとなっています。
スプレー缶とか掛け布団など、「あれ?これなにゴミだっけ?」という際のガイドや、それら分別ゴミの収集日を教えてくれるのが基本機能です。
既にリリースされているスキルですね。なので私も既に試しておりました。
ゴミのオープンデータとは、各自治体が公開しているゴミ種別や収集日情報のことですね。
で、アカウントリンクを利用しているので、スキル起動時にはアカウントリンク設定も必要となります。
今後、まずは愛知県の各自治体を制覇していきたいとのことでした。
ただ、私個人の見解としては、1741もある国内自治体それぞれ個別対応してバラバラとスキルが出る、しかもリリースする側の個人・企業がバラバラ・・では普及しないし使えないと思っているので、いかに1つのスキルないしシリーズで全国統一できるかだと思っています。
設定がやや難しいとは言え、以前紹介したアカウントリンクでユーザー毎に自分で収集日を設定する「今日のゴミ出し」の方が現実的のような気もしています。
【今日のゴミ出し】 レビュー これは便利! 今日明日が何のゴミの日かすぐ分かるぞ! [Amazon Alexa]
なお、こちらの「ゴミ丸」も部門賞:暮らし部門を受賞されました! おめでとうございます!
3:ドラゴンロール 寿司屋の通訳
お寿司のネタ(魚の名前)を外国人が迷わず注文できるように英語で返してくれるシンプルなスキルです。
ただし、そのシンプルなアイデアを素晴らしいクオリティでスキル化し、ビジネスの現場でちゃんと使えるものにされたという点で、私自身100tハンマーで頭をぶっ叩かれた衝撃を受けました。
まさにこれ。
2020年に向けてますます増える外国人観光客、そしてその需要を見込みたいけど英語を話せない寿司屋の大将という課題を見事に解決しています。
しかも、魚の名前の発音を外国人向けにネイティブと、大将向けのカタカナ発音の両方を仕込んでいる点です。普通に寿司ネタの英語発音を返してくれるというスキルアイデアなら多くの方が思いつくでしょうが、このカタカナ発音で大将へのケアまでテンポよく実装している点が評価ポイントだと思います。
しかも無理に音声合成を使わず、ネイティブ発音での音声収録をしているのも素晴らしいですね。
これは寿司ネタが400種程度で上限が大体分かっていて、収録限界内でイケるからこそ音声合成にする必要がないんですね。この辺のバランス感覚も素晴らしいと思います。
しかもプレゼン内で実際に寿司屋の大将に使ってもらっている動画を紹介され、「両手が使えない」「大将自身英語名を知らない魚がたくさんある」という課題を見事に解決、大将自身相当気に入っている感じが手に取るようにわかりました。
プレゼンも凄くうまいですね。
まだ3本しか見ていないのに、私の中ではこれが企業部門のグランプリやろ!と確信しておりましたw
なお、このドラゴンロールは既にAlexaスキルとしてリリースされておりますので、いずれレビューしたいと思います!
なお、スポンサーテーマ賞のビジネスチャンス賞と、急遽設定された特別賞をダブルで受賞されました! おめでとうございます! ただ、私が審査員ならダントツで企業枠の最優秀賞に推していたと思います。スキル仕様、プロダクト完成度、ビジネス視点、プレゼンスキル全てにおいて頭一つ抜けていたと感じました。
4:内線放送
レガシーな通信手段、アナログ電話の内線通話に対しAlexaから音声を飛ばせるというスキルですね。
放送内容と電話番号というデータ周りをkintoneで管理、エーアイトークで音声合成させて、twillioでIP電話で飛ばすという各サービスを上手く連携させたサービスです。
Echo端末にかけたい内容を話すと、各オフィスにある内線電話が鳴り出し、受話器を取るとその内容が音声合成で流れると。一斉に流せるという点は便利な利用シーンがある気がします。
あと受付システムでも使えそうな気がしますが、使う側からすると多分まだiPadでのタッチ受付の方がスムーズな気もします。この辺は文化と認識精度の変化で変わってくるとは思いますが。。
なお、スポンサー特別賞の中の株式会社エーアイ賞を受賞されました! おめでとうございます!
このペースでやってたら8本でも相当に長くなってしまうので、4本づつ分けることにしました。24本書く前に力尽きそうな気もしますがペースアップしていくのでもう少々お待ち下さい。
あとがき
3分の中で、パワポ資料だけでいくのか、動画で説明するのか、リアルタイムデモに挑むのか・・・みなさん工夫されてて凄いですね。自分なら怖くてデモできないと思う・・
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2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6