ラトック RS-WFIREX3がアプリ改善で甦った!
テレビ、エアコン、照明などの家電に付随する赤外線リモコンを1つにまとめ、スマホで全てを操作できるガジェットである「スマートリモコン」。 これがAmazon EchoやGoogle Homeといったスマートスピーカーに対応したことで一気に注目を集めるようになりました。
以前の「RS-WFIREX3」はスマホアプリのデザインがイマイチで、操作感もあまりいいとは言えず日常使用には至りませんでした。しかし、2018年に入ってからアプリのアプデが連続で行われ、操作性&認識度が一気にアップ!
さらに、Amazon Alexaアプリ側でも「スマートホーム」として正式に対応されたことにより、ウェイクワードがシンプルになり一気に日常使用の域に達してきました。
特にAmazon Echoなら、「定型アクション」で複数の家電をワンフレーズで操作可能。
ハードウェア性能としてはライバル製品よりも一歩リードしていたラトックのRS-WFIREX3。アプリアプデとスマートホーム対応で、一気にスマートリモコンのオススメへと登りつめてきました!
まずはWiFi環境をセットアップ
まずはiOS、Android それぞれAppStoreおよびGoogle Playから専用アプリをダウンロードします。
ラトック RS-WFIREX3を付属のUSBケーブルで電源と接続してから、アプリを起動します。
今旧モデルを買うことはないと思うので、まずはRS-WFIREX3を選択し、WiFiの設定を開始します。
RS-WFIREX3本体の裏にMACアドレスが記載されていますが、これをQRコードで読めばそのまま登録できる点は親切ですね。ただQRが小さいので上手く読めない場合はMACアドレスをそのまま入力すればOK。
次に家庭内のWiFi設定を行いますがここで注意点が一つ。
2.4GHz帯にしか対応していないので、もし普段から5GHz帯を利用しているならばスマホのWiFi接続を一旦2.4GHz帯の方に変えておきましょう。
RS-WFIREX3をUSBに繋いでスタンバイしていると、WiFi接続完了で無事機器を見つけてくれます。
無難に「家電リモコン」という名で登録しておきます。
この後、念の為本体ファームウェアのアップデートをしておきます。
本体のファームをアップデート
ややこしいのは、このファームアプデメニューがアプリトップにはなく、設定した「家電リモコン」の中にあることです。
複数台のRS-WFIREX3を管理できるアプリなのでこのような遷移になっているんでしょう。先程最初に登録した「家電リモコン」という名のアイコンをタップし、右上メニュー内の「バージョン情報」の中にファームアップ用のボタンがあります。
家電リモコン内に各家電機器をセットアップ
ここからは作成した「家電リモコン」内に実際に使用する家電機器を登録していきます。
登録したい家電のジャンルを選ぶと、かなりの製品のプリセットが登録されています。
古い家電でなければ、そのままご自身の機器を選ぶだけで使えるのは便利です。ライバルのNature Remoなど多くのスマートリモコン製品はほプリセット登録がないか非常に弱いのですが、ラトックは相当なプリセットを用意しています。
なお、お使いの機器がプリセットにない場合は汎用機器を選択し、各ボタンを一つづつRS-WFIREX3に覚え込ませる必要があります。
スマホでリモコン操作をしたい場合はよく使う機能を中心にきちんと設定しましょう。
もし、Amazon Echoでの利用が目的なら、あまり細かくボタン設定する必要はないですね。例えばテレビなら、電源、ボリューム、各チャンネル番号、入力切替、CS/BS切替などで十分ではないでしょうか。
私は、シーリングライト(電気)、エアコン、テレビの3つだけを登録しました。
ここで機器設定ができれば、スマホから各家電をコントロールできるはずです。まずは、各機器の各ボタンが意図したとおりの動作をしているか確認します。
ここでちゃんとスマホアプリから家電をコントロールできないと、当然Amazon Echoで声で操作できません。
なお、各アイコンの下にある「G」「A」の文字は、それぞれ「Google Home」と「Amazon Echo」とのリンクを表します。
つまり、設定手順をまとめると
1:RS-WFIREX3本体のWiFi設定とアプリ連携を行い、対象RS-WFIREX3の枠(家電リモコンと命名)をアプリ内に作成
2:アプリ内のRS-WFIREX3(家電リモコン)に、使用する家電機器の設定を行う
※さらにスマートスピーカーで使いたい場合
3:各家電機器と「Google Home」および「Amazon Echo」とのリンク設定を行う
4:Amazon Alexaアプリ、Googleアシスタントアプリから「家電リモコン」スキルの設定を行う
となります。
で、Amazon Echoで使うという本題はここから・・・w
Amazon Echoとカスタムスキルでリンクする
ここからはAmazon Echoとのリンク設定です。
まずは、アプリのトップへ戻って「家電リモコン」の選択画面へいきます。その右上メニューをタップすると「Amazon Echo」と「Google Home」の設定メニューが出てきます。メニュー名は「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」という音声AIの名称になっています。
なお、最初にメアドとパスを聞かれるので、最初にアプリを設定する際に登録したアカウントを入力します。
今回は、「アレクサ、家電リモコンでXXをつけて」といったように、”家電リモコンで”とスキル名を入れて音声コントロールする場合の設定です。
これを「カスタムスキル」での接続といいます。
まずは、このカスタムスキルでの設定が成功しないとスマートホームスキルでの接続へいけないので、今回はカスタムスキルの設定手順を説明します。
「カスタムスキルを選択」のメニューをタップします。
既に、各機器が登録されていますので、Amazon Echoとリンクする機器アイコンをタップします。そうすると「A」の文字が点灯します。再度押せばオフにできます。
また、照明は2台までリンクできるので「A-1」「A-2」と表示されます。
最後に下段にある「登録」を押すのを忘れないでください。
Amazon Alexaアプリからセットアップ
これで、RS-WFIREX3側のセットアップはできたので、次に「Amazon Alexaアプリ」の設定を行います。
ラトックのスマートリモコンのAlexaアプリは「スマート家電コントローラ」という名前です。
「スマート家電コントローラ」を「有効化する」と、アカウントリンクの画面が出てくるので、RS-WFIREX3のアプリ設定で使用したメールとパスを入れます。
実は設定はこれだけです。
これで、Amazon Echoから家電を操作できるかやってみましょう。
話し方
『アレクサ、家電リモコンでエアコンをつけて/消して』
『アレクサ、家電リモコンで電気をつけて/消して』
まずは設定した家電のオンオフが操作できるかを確認します。
なお、各機器の登録名は「電気」「テレビ」「エアコン」といった文字を使うことが重要です。Alexaがきちんと機器名を理解して動作させるにはデフォルトで使われる文字であることが鍵となります。
これはこの次に紹介する「スマートホームスキル」で連携させる場合に重要になります。
例えば、私は最初照明を「でんき」という名前にしていました。ひらがなの方が理解しやすいのでは?と思ったからですが、これがハマった要因でした。「でんき」では認識しないのに、「電気」では正常に動作する・・といったようなことがまだまだ起こっています。
エアコンもクーラーだと「スマートホームスキル」の時に反応しないかもなので、エアコンで登録した方が変にハマらなくていいかと思います。
ということで、ここまでできればまずはカスタムスキルでAlexaで操作できるようになりました。
カスタムスキルであれば、テレビだとチャンネルやボリュームを変ることもできますし、エアコンなら温度指定も可能です。
ただ毎回「家電リモコンで」を入れないといけないのがスマートじゃないんですよね・・・
だからこれだとなかなか常用したいとは思えない方も多いのではないでしょうか。たった一言「家電リモコンで」があるだけなんですけどね・・・でも面倒・・・この辺が音声UIの難しいところでしょう。
なので、次回は「アレクサ、エアコン付けて」と「家電リモコンで」を省略できる設定方法をご紹介します。これで一気に使う気になります。不思議なもんですw
さらに、Amazon Echoであれば定型アクションで複数の家電を一声で操作できるという超便利機能が使えます。これができるともう最高に便利!
この定型アクションでの利用も次回記載したいと思います。
あとがき
ラトックのRS-WFIREX3、安いのに温度だけでなく湿度&照度センサーまで付いてるので、スマートホーム対応した今、私が一番オススメできるスマートリモコンになりました!
昨年末、「これ使いづれーわ・・」と放置して早半年、びっくりするくらいデキが良くなって感動しました!
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