懐かしの線画迷宮から脱出せよ!
この「強欲なうさぎの迷路」は、初代PC版Wizardryを彷彿させる線画による3Dダンジョンから脱出するゲームです。声で前後左右の移動を指示しながら出口を目指しましょう。
SE、ボイス、ドット絵もしっかりと用意され、プレイボリュームもしっかりと考えられたゲームとなっています。現状のVUIゲームとしても頭一つ抜けた作品となっており、要チェックな作品ですよ!
強欲なうさぎの迷路 遊び方
遊び方
スキルを起動すると、あとはアイテムを見つけて出口を探すだけ。
コマンド
左を向く・・・他に「ひだり」「左回転」など
右を向く・・・他に「みぎ」「右回転」など
後ろを向く・・・他に「うしろ」「振り向く」など
後退する・・・他に「うしろあるき」「下がる」など
見回す・・・他に「ここはどこ」「状況」など』
Wizardryとか世界樹の迷宮あたりをプレイした人ならすぐ理解できるでしょう。
ただし、ほぼEcho Spot専用スキルと言ってもよく、画面がないと相当難しいと思います。「ここはどこ?」で、現地点の壁と道の方向を聞けるので、画面がないEcho、Echo dotの場合は紙と鉛筆で実際にダンジョンを書いていくといいです。
昔、Wizardryをプレイしている時、実際にダンジョンマップを方眼紙に書いていたことが鮮明に思い出されました。
ワタシ、根がいい加減ゆえ、学校の授業では使えと言われても方眼紙なんか使わず横着してノートにグラフを書いてたんですが、Wizardryのマップは全部方眼紙と定規使って書いてたんですよねw
なんか古き良き中学生時代に想いを馳せたり・・・
Echo Spotならマジで面白いぞ!
ドット絵で描かれたグラフィックがいい味を出してますね!
しかもジングルもビープ音で作られたかのようなテイストで、もう気分はMSX!
そして衝撃的な一言。
「ウサギはとってもごうよくなのでーす。」
このイントネーションがセンスありすぎw 夢に出てきそう!
まあとりあえず、ナンノこっちゃよく分からんけどもとにかく強欲なのだ!
シンプルな線画で構成された3Dダンジョンが現れます。「前」「後ろ」「右」「左」の4コマンドだけで十分ですが、「下がる」で前を向いたまま後退も可能です。
一歩前に進む毎に「ピョコ」っとSEというかボイスが出るのもセンスあって楽しい。なんだろう・・ウザ楽しいw
特に敵は出てこないので、分岐点を順番に潰していきましょう。
強欲なウサギの目的は、なんだかよく分からないアイテムをダンジョンの中で入手すること。歩いていると青い玉のアイコンがあるので、ますはそれを見つけ出しましょう。
アイテムが見つかればあとは出口を探すのみ。
なんだかにこやかなドアが出迎えてくれます。
ちなみに今回ウサギが入手したのは「頼もしい雰囲気のとっても毒を持ってそうな帽子」でした。。
まったくもって意味不明w なおアイテムの名称はワードの組み合わせで65536個もあるそうですよ!
ファンファーレとともにクリア!
これは評価されるべきクオリティ!
シンプルで最低限でありながら、必要なものをしっかりと用意しているドット絵グラフィック、ちょうどいいボリュームの線画ダンジョン、分かりやすい操作とルール。
ゲームというカテゴリはVUIでは相当難しいチャレンジだと思うのですが、この「強欲なうさぎの迷路」はそのバランスが素晴らしいです。しかもゲームらしさを表現できている点も凄いです。
一般ユーザー受けもさることながら、これは開発者や企画者などVUI界隈で活躍している方々にも「むむむ」と思わせるスキルじゃないかとさえ思っちゃうわけです。
そう、このスキルはもっと話題になっていい!
カードによるタイムトライアルも!
プレイ後にはAlexaアプリのカードに認定証が届きます。
時間と歩数の記録があるので、これでタイムアタックや最短歩数の挑戦が可能です。ダンジョンはランダム生成なので、記録はそのランダムにかなり左右されますが、コツを掴むとダンジョンの構造が想像できてくるので、結構奥が深いアソビができます。
しかもしれっと「プレイ環境」判定まであります。
画面なし端末でのクリアという超難度でのタイムアタックとか面白そうですね。しんどいのでワタシはやりませんけどw
こういった細かいところまでしっかり作ってあります。
というわけで、Spotを持っている方は是非遊んでみてください。驚くこと間違いなし!!
あとがき
VUIでのゲームはまだまだその楽しさ、必然性を見いだせるかなどみな手探りだと思います。こういったチャレンジスキルはもっともっと盛り上げていきたいっすな!
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