Amazon Alexa スキルアワード2018 全記事
2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6
5:ハノイの塔 トレーニング
ハノイの塔とは、有名なパズルでもあり再帰的アルゴリズムの例題としてもよく出てくるやつです。
3本の棒に刺さった大きさの異なる円盤をルールに沿って移動させ、左に積まれた円盤を全部右にもっていく(またはその逆)と完成というパズルです。
これを写真のようなハノイの塔の道具を使わず、頭の中にイメージして円盤を動かしていくという知育スキルです。
実は作者の杉崎さんは目の不自由な方なのですが、故にまさにVUIである音声とエディタで開発されているというのが凄い。スキルとしてもしっかりと作られていて、円盤の数を1枚から8枚まで変更可能とのこと。
なんと、8枚にした場合のクリアステップ数は255!w 255手先を読んで頭の中で円盤の状況をイメージしなくてはなりません。 いや、それは無理w
音声のみの知育系パズルという部分でハノイの塔は割といけるなあという気づきのあったスキルでした。
6:歯医者さん
歯科予約システム「DentNet」を開発されている株式会社ジェニシスさんのスキルです。
使用するのは患者で、患者が予約状況を音声で簡単に確認できるというものです。基幹となるシステムやサービスがあって、そのオプションスキルといった立ち位置ですね。
アカウントリンクで連携することで、患者を特定し、DentNetに格納されている予約情報を呼び出すという仕組みです。また当日の天気情報と連動して、今日は雨なので気をつけてお越しください・・・のような天気予報情報の提供もあるようです。
アカウントリンク及び患者情報等から家族の識別をするようですが、ボイスマッチのない現状の日本版Alexaだと家族特定は少し現実的でないと感じました。お父さんとお母さんが同じ歯医者に通っている場合、話かけたのがお父さんかお母さんかはEchoでは判定できないという問題は、結局名前を言った方が早いかなと。
ただ私はアカウントリンクを使ったスキル、サービスを色々イメージしておりまして、凄く参考になりました!
7:みんなのおりがみ
見事、最優秀賞 個人開発者部門に選ばれた作品です!
スキル名のとおり、折り紙を音声UIのガイドのもと楽しもうというスキルですね。もともとメインターゲットとしては、老人やご年配者向けの知育、ボケ防止、リハビリ等に向けて作られたとか。
本来、折り紙の本など折り方を図示してもらって折るのですが、それを音声ガイドでやっちゃうところがナイスアイデアだったと思います。また写真のように、画面付きSpotなら折り方の図示が出てきますので迷わず折れますね。
画面がないEchoであれば、音声だけで頭の中でイメージしながら折っていくという知育スキルにもなります。
また、今後の展開としても「対戦」「協力」などお孫さん達とゲーム感覚で遊べる仕様や、折り紙の達成度等から健康管理につなげるとか、通話機能で離れた場所の孫と折り紙を楽しむなど、まだまだ伸びしろのあるスキルというのも素晴らしいですね。
さらに既にリリース済みで一般公開されている点も大きな評価点だと思います。
もう少し言えば、折り紙(千代紙)は古来日本が発祥であり、日本の美しい文化の1つとも言えます。ワールドワイドに向けても、日本の折り紙を画面付きで楽しく使いやすく発信しているスキル・・として見れば、グランプリというのも凄くしっくりきます。
スキルとしての完成度も高く、プレゼン見てても素直に「これ、いいなあ」と思っちゃいました。近々レビューしたいと思います!
ということで、「みんなのおりがみ」のチームの皆さん、本当におめでとうございました!
8:美浜区の避難所を探してみよう
その名の通り、千葉市美浜区の避難場所をガイドしてくれるスキルですね。
千葉市美浜区には「指定緊急避難場所」「指定避難所」「広域避難場所」「津波避難ビル」の4つのカテゴリの避難場所があるそうです。他の自治体も海沿いか山間か都市部かで呼び名は違えど、似たような感じでカテゴリの違う指定避難所があると思います。
こういった避難所は平時は意外と・・というか割と知らないことが多く、有事に慌てると。
で、自分の住んでる地域の意識を高める意味でもこのようなスキルはいいですね。
ただ、「ゴミ丸」のところでも書きましたが、自治体のオープンデータを使ったスキルは、狭い範囲での個別自治体毎にしかスキルを作れず、利用者側ではこれは非現実的だと言う点です。
「○○区の避難場所を探してみよう」で、同じアイコンで千葉市の各区のスキルがいくつもストアに乱立すると、それはそれで使いづらく千葉市以外の多くのユーザーのユーザビリティが下がります。もちろんこれはストア側、Amazon側の問題点ではあるのですが、なかなかに難しい問題かなあと。
ただ、音声UIはお年寄りでも操作できるデバイスである点が非常に重要で、避難所などの情報をスマートスピーカーで発信するという部分は非常に有用、かつ重要だと思います。
ストアUIが改善されれば、似たようなスキルが並んでも問題ないようにできるので、そういった準備をストア側にはお願いしたいと感じました。
あとがき
まだまだ先は長い・・
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2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6