Amazon Alexa スキルアワード2018 全記事
2:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part1
3:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part2
4:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part3
5:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part4
6:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part5
7:Amazon Alexa スキルアワード 2018 ファイナリストスキル紹介 Part6
9:魚魚リンガル
ちょっと前、バウリンガルという犬と会話できるマッシーンがありましたが、アレの魚バージョンですね。
このように、ユーザーと水槽の中の魚が会話できるというコンセプトですが、じゃあそれをどう実現してるのかと言うと、温度センサーとか水質センサーといったセンサーで計測する部分と、時間や餌やり回数というユーザーの行動部分とで「らしさ」を実現してるんですね。
照明で魚の気持ちを表現するアイデアも素晴らしい。
まあ、照明の色で感情表現も難しい気もしますw
ただ、餌やりや水換えを照明の色で表現してくれると一発でわかりますね。
Echo Spotで緊急情報などのプッシュ通知来ても全然気づかないけど、Echo dotで黄色に光ってたら「お!?」と思うじゃないですか。アレですよ、あれ。
ま、まあ視覚的にアラート出すシステムだったらスマートスピーカーじゃなくてええやんではあるのですが(笑)、そこにスマートスピーカーで魚と話せるよってな機能が付くことで面白くなっていますよね。子供は喜びますし。
なお、この魚魚リンガルは見事特別賞を受賞されました。おめでとうございます!
10:{スロット}テスト
唯一、ユーザーさん向けではなくて開発者さん向けにリリースされた「{スロット}テスト」。
その名の通り、主要の9つのスロット型に対応して好きなタイミングで音声テストが可能なスキルです。
ワタクシはまだリリースできるレベルのスキルを開発したことがないので、このスキルのありがたみを分かっていないのですが、リジェクトを6回も食らったと聞いてエンジニアでもないのに即日有効化しましたw
私も昔、カジュアルゲームのApple審査で4回リジェクトを喰らいその度に2週間待たされ、挙げ句担当者と電話MTGまでして結局NGで2ヶ月を棒に振り、泣く泣く仕様変更して出した経験がありまして、何度もリジェクトと聞くとそれだけで背筋がゾゾゾとします・・
でも小西さんは、サイヤ人のように「ウォオォォ」となるようですw
これはこれで凄いスキルですし、TestFlightみたいにOS側で買収・オフィシャル化みたいな流れ・・・ないですか?w 決してAmazon公認と書かないでください・・だったそうですが、デバッグ機能としてオフィシャル化されてもよろしいのではないでしょうか!
11:ローカルライドシェア
この「ローカルライドシェア」も名が体を表していて、「田舎」で「車のシェアリング」を実現させるスキルです。
都会の片隅でゴミのような生活をしているワタクシとは真逆の温かい世界がそこに!
なんだかほっこりさせてくれるプレゼンです。
田舎や過疎地ではご近所さん、知り合いの方が協力しあって生活していて、モノの貸し借りとかもお互い様でそれが文化として根付いています。
だけども、例えば地方の大学に進学して新しく住み始めた若者とか、その文化に馴染めない人も多くいます。
若い学生や労働者が地方へ移住してきてくれても、交通機関が開通するわけでもなく、結果マイカーは必須となります。
そこでライドシェアという形で、車を運転する側と同乗させてもらう側とをマッチングさせるサービスとして考えられたのがこのローカルライドシェアですね。
アイデアとしては素晴らしく、田舎でも車を持っていない層を助けてくれるという点で着眼点もいいですね。
一方で、これをハッカソンレベルのアイデアからもう一歩進んで実用化を考える場合、超えなけれなならないハードルがたくさんあります。
乗せてあげる側としては、車を運転中なので両手が塞がっており、音声UIで乗りたい人の情報を取得できるのはいいと思います。ただ、田舎での助け合いなので、マネタイズを無視したとしてもマッチングのロジックや安全性など課題が残ります。どこまでその地方限定での情報交換ができるのか・・とか。
でも、実際に困っていることを解決するために考えられたスキルなので、それを解決できうるところまでもっていった点が素晴らしいなと。
このローカルライドシェアは、まさにそのためにあるのか!?とも思える部門賞「地方応援部門」を受賞されました。おめでとうございます!
12:居酒屋清子〜KBC長浜横丁〜
出ました! ワタクシ猛プッシュの清子、清子でございます!
【居酒屋清子】 レビュー まさかのAlexaで全国デビュー! 清子台風、吹き荒れる! [Alexa]
以前レビューしているので、スキル自体がどんなもんかはこちらを見ていただくとして。
いやー、プレゼンは楽しかった。エライ人がコントしてくれたし!w
でも、プレゼンの方向性が個人的にもったいなーとも思ったのでした。
何が残念だったかというと、プレゼン後の審査員の質問で「結局コレ、何ができるんですか?」と言われてしまったこと。しかも二人もw ラジオコンテンツとスマートスピーカーとの相性の良さや、ラジオの復活、予見できる未来や期待をイメージできていればそもそもこんな質問は出ないとも思いますが、ナンノコッチャ分からないであろう多くのオーディエンスを代表してワザとそういう質問をしてくれたのかも知れません・・・
悔しいので言っちゃいますが、まずこの手の大手放送局が作った二次利用系スキルがグランプリを取るとはあまり想像できません。絵面的にもね。そして、事前に部門賞のタイトルも発表されていたわけでして、清子が目指すは当然部門賞の「暮らし部門」なわけですよ! あくまで個人の見解です。
もう私の中ではノミネート作品を眺めた際、暮らし部門の清子のライバルは「おばあちゃんセンサー」か「YESNOライト」やで!と思ってましたからw
なので、この居酒屋清子で「暮らしが変わる!」「ライフスタイルがかわっちゃうわぁ」みたいな方向にしてほしかった。なんか番組のコンセプト説明になってて、スキルのコンセプトとか狙いとか未来が伝わらなかった。
Echoでラジオを聞くというライフスタイルの提案、30代以降なら学生時代よくラジオ聞いてたはずで、Echoでラジオ番組に触れるとまたラジオにはまっちゃうんですよ。若いYoutube世代には清子ではアカンけどw、声優やゲーム実況系のラジオをEchoで聞くという新しい発見を提案できる。
地方の人気ラジオ番組をEchoで全国区にできるというメリットもある。今後はAlexa、Echoと連動したコンテンツを用意することでラジオそのものが変わる・・・
など、人々のライフスタイルを変えるんや!ってなことを言えれば、少なくとも「これ、何するスキルなんですか?」などとは言われないと思うんですよね。そこがもったいないなあと思ってプレゼン見てました。
あと、最後に「このスキルをAlexaで作ろうと思ったのはなぜですか?」という、一転して神質問が来ました。なのでここで「暮らし部門」に刺さる回答が欲しかった・・・
いかんいかん。居酒屋清子マニアとしてアツくなってしまった。
ちなみに、この居酒屋清子、スキルの構成や見せ方はピカイチでして、単なるラジオアーカイブでもないんですよね。スキル完成度は非常に高く、それだけで何らかの賞を受賞してもおかしくありません。それだけにラジオコンテンツとして・・で部門賞取って欲しかったなあ。
あとがき
もっとササッと流す予定だったのに、思いの外時間かけちゃってる。。
でもそれだけ楽しいLTだったんです・・
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