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~スマートスピーカーを楽しもう~

Amazon Echoの伝言系スキル3種から分かる利用シーンを考えることの重要さ

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伝言メモスキル
Amazon Echoには音声メモを録音し、再生してくれるスキルがいくつかリリースされています。
今回はこの中から「伝言のルージュ」「マイ伝言板」「伝言トーク」の3本をレビューしながら、伝言系スキルに必要なこと、次のステージでの伝言スキルの可能性とかを考えてみたいと思います。

伝言のルージュ

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話し方

『アレクサ、伝言のルージュを開いて』

スキル名がオサレですな!
で、この「伝言のルージュ」は非常にシンプルです。スキルを起動すると、「現在登録されているメッセージ」が即再生され、その後「次に残したい伝言」を言うように促されます。

常に録音保持できる伝言メッセージは1件だけで、2人の間でのやりとり利用に限定しています。

奥さん:「先に寝るけど、明日帰りに替えの電球買ってきて」
旦那 :「りょーかい」

といったやりとりを、先に奥さんがメッセージを入れ、それを聴いた旦那が「りょーかい」と録音しておく。
すると次にスキル起動した奥さんは「りょーかい」という伝言だけを聞ける・・ってなロジックですね。
超シンプル!

複数伝言を残す機能を省いた代わりに余計なガイダンスとか、メニューのいったりきたりを排除したという割り切りが非常に素晴らしいと思います。

マイ伝言板

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話し方

『アレクサ、マイ伝言板を開いて 』

スキルを起動すると、「伝言を残す」「伝言を聞く」のどちらかにするかというくだりが入ります。
伝言を残す場合は複数件を順番に残すことができます。何件までOKかは調べていません。

伝言を聞く場合は、登録された伝言を最初から順番に聞く形で、途中から聞くことはできません。また、1件聞くたびに「次を聞くか」「この伝言を消すか」の確認が入るので、複数件登録されているとイライラしてくるのが難点です。個人的には3件で限界でした。

複数件のメモを残せて、かつ消去は任意のタイミングでできるのが利点ではあるのですが、ではどのような場面で使いやすいのかと言われるとちょっと微妙な気がします。
忘備録なら「やることリスト」機能を使う方がシンプルかつ便利ですし、家族での伝言のやりとりにしては導線が面倒で多分使わなくなります。

スキルとしてはよくできていると思いますが。。

伝言トーク

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この「伝言トーク」も上の「マイ伝言板」とほぼ同じ仕様です。

スキル起動後に「伝言を残す」か「伝言を聞く」かを聞いてきます。伝言は複数残すことができ、聞く側は最初の伝言から順番に聞いていく、1つ聞く度に伝言を消すか残すかを聞かれる点まで同じです。

「はい」「いいえ」の選択時に毎回「はいかいいえでおこたえください」と言われるのが地味にイラッとします。

スキル自体はこちらもしっかりと作らているので、マイ伝言板とどっちを使うかは完全に好みでしょう。

音声UIにおける伝言スキルのシーンとは?


ありがとう02今回試した3つのスキルのうち、「マイ伝言板」と「伝言トーク」の思想は全く同じで、「伝言のルージュ」だけがこの2つと大きく異なります。

で、Amazon Echoで使う伝言スキルとしてどれがおすすめかと言えば、私なら圧倒的に「伝言のルージュ」です。
あくまで私の考える利用シーンにおいて、複数の伝言は必要ない=利用されないと思うからです。

もっと言えば、現時点ではそもそもLINEでよくね?感があって、音声UIで伝言する必要がないんですね。だから日常生活での通常利用において家族間メッセージではスマートスピーカーの出番は多分ありません。

ただ、その中でも新しく出てきたスマートスピーカーで少しでも利用して貰えるようなシーンを考えるとしたら・・・でスキルを見た場合、「伝言のルージュ」は非常によく考えられていると思うんです。

たった1つの伝言保管に徹し、個別消去する、順番に聞くといった面倒な操作を削ぎ落としました。こういった発想は、音声スキルを作っていく中で凄く重要なんだろうなと思います。

伝言を複数残せる、自由に消せる、というのは一見便利に思え、留守電とかかつてのメッセージ機器の仕様でもあり、その方向性で開発するのは自然の流れだと思います。でもそれで出来上がった音声スキルを使った時に、「あれ、なんか違う・・」という感覚を持てるかどうか、持ったなら変えられるかどうか・・が重要なんだろうと。

簡単に見えて奥が深い音声スキル開発のキモのような気がしています。

シンプルで温かくてサプライズ!


ありがとう01ではスマートスピーカーにおける伝言スキルはどうあるべきか・・・

結局のところ、「いらないんじゃね?」「使わないんじゃね?」という根っこがあって、それは多分そう。でも、電話があってLINEがあるんだからもう手紙とかハガキはいらないんじゃね?といえばそうでもないですよね。
手紙やハガキ、ポストカードやメッセージカードをサプライズで貰ったら嬉しいし、電話やLINEとは違った伝え方でもあります。なので、きっとスマートスピーカーでの伝言スキルにも必要なシーンは絶対あるはず。

まず問題点はアレクサ姉さんですね。
メッセージを伝えたい人の想いとかが姉さんのイントネーションだと伝わんないw(姉さん、すんません!)

だから、実際に伝言を残す人(お母さんとかおばあちゃんとか)の声でメッセージを読み上げてもらわないと。。
夫婦間とかでも、自分の声で、目新しいデバイスでちょっとしたお礼を入れておく・・とかはありじゃない?

シンプルで使いやすく、でも温かみがあって(人間にとって)サプライズが出てくると、音声スキルならではの伝言になると思います。でも、先日のLINEカンファレンスでのデモで枡田さんが実現していたように、音声学習による独自音声技術ももうすぐに入ってきます。ただ伝言をメモするだけから、温かみの演出や利用シーン、シチュエーションなどを考えた伝言メモへと進化していくはずです。

この時に必要なのは、仕様や導線を極力シンプルにすることだと思います。面倒な手順や入り組んだ導線では温かみが削がれます。サプライズ感がなくなります。感動がなくなります。ハガキやメッセージカードってシンプルだからこそジーンとくるんだと思うし。

なので、私は「伝言のルージュ」の割り切りがとても好き。。という話でしたw

あとがき

ツール系の音声スキルはほんと難しいなあ。
良くできているのと良く使われるがなかなか比例、一致しないよ・・



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Junji Kumagai

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