Google Home買ったけど何ができるの?
アマゾンのプレイムデーにぶつける形で、Google Homeも家電量販店を軸に大幅セールをしているので、最近買ったぜ!という方も多いことでしょう。
ただ、Google HomeはAmazon Echoと違ってユーザー自身が使いたいスキルを選ぶのではなく、勝手に知らない間に新着アクションが増えています。なので、ユーザーからすれば新着アクション一覧ってどこで見れるの? やれること増えたの?が、よく分かりません。
意外とスマートスピーカー界隈にいる方でも新着アクションの確認方法を知らないわけで、普通のユーザーの方なら知らなくても当然なのです。今回はその確認方法をまとめてみました。
※ちなみに、「アプリ」に相当するワードとして、Amazon Echoでは「スキル」、Google Homeでは「アクション」と呼びますので、あえてその記載をしています。ややこしいので、全部「アプリ」って言ってくれるといいんですけどね。
Google Homeの新着アクション 一覧表示の方法
Google Homeの新着スキルを探すには、お使いのスマホの「Google Assistant」アプリを開き、右上のコンパス(方位磁石)アイコンをタップします。「おすすめアプリ」「人気のアプリ」「新着」の順でカテゴリがあるので、ツツツーと下へスクロールします。
一つツッコませていただくならば・・・Google Assistant自身が「アプリ」とか使っちゃいかんでしょうw
「おすすめアクション」「人気アクション」「新着アクション」という形で統一してくれないと・・・
「新着」の【>】をタップすれば、リリースされた新しい順で新着アクションが並んでいます。
Google Homeでできることが週イチくらいのタイミングで増えていますので、週末とかに確認するクセを付けておくと意外な発見があるかもです。
しかし、何故Google Homeはこうもややこしいのか
Googleの音声UI戦略では、頭脳である「Google Assistant」をコアに、それが動く端末が「Google Home」であり、Android端末であり、iPhone/iPadである・・・となっています。
つまり、Google Assistantが動作するアクションは、スマホであるAndroidやiPhoneでも同様に利用することができるというのがGoogleの最大の強みであり、それゆえにスキルマーケットが分かりにくい状況に陥っているのです。
例えば、上記手順でアクションスキルページにて、右上検索から「パックマン」で検索してみてください。
スマホの「Google Assistant」アプリから「パックマン」を起動した場合、HTML5ベースのパックマンで遊べます。しかし、Google Homeに向かって「ねえグーグル、パックマンにつないで」と言っても起動できません。音声だけでさすがにパックマンはプレイできないですからねw
※スマホのGoogle Assistantからパックマンを起動すると、そのままプレイすることができます
でも、Google Homeのユーザーが利用できるアクションリストページをスマホで見た場合に、使えない「パックマン」も出てくるわけです。困ったことに、Google Homeとスマホ両方で使えるアクションなのか、スマホのみなのかリストページからは分かりません。
「Google Assistantで使えるアクション」という意味ではパックマンもそのとおりなので、Google Assistantのアクションリストには入るんですね。
つまり、Google Homeには、Google Homeで使えるアクションのストアという概念がなく、ここが非常にややこしくてカオスになる要因です。AppleのAppStore、AndroidのGoogle Play、Amazon EchoのAmazonスキルストアといったように、基本的にユーザーが対象ストアから利用したいアプリをダウンロード(有効化)して使うという文化が、Google Home及びGoogle Assistantにはありません。
Google Homeのアクション認知策の整備が重要
今後Googleがどう改善するか楽しみな点ではありますが、現状では日々このリストページを確認して新着を探す・・・ことをしない限り、ある日突然使えるようになったアクションに一般ユーザーが気づくことはないのです。
でもそんなユーザーはそうそういません。
アクションを開発する側からしたら、広告もPUSHもストアもない状況でどうやって自分のアクションを知ってもらうのか・・という重大な問題に直面するわけで、このままでは日本では売上台数ではGoogle Homeだけど、アクティブ率やアプリの多様性では圧倒的にAmazon Echo・・・ということにもなりかねません。
スマホで言えば、iPhoneを買ったけどどう使っていいか分からず、Apple純正のアプリと通話だけ使ってる高齢の方・・・みたいな状況になりかねないということです。天気とニュースとお子さんのおもちゃだけに使ってる・・・みたいな。
AIの賢さや自然言語処理の精度は現状Google Assistantの方に軍配があるわけで、アプリの多様性と分かりやすささえ担保できれば、Google Homeが最良のパートナーになるかも知れません。今後に期待です。