タワー型電源タップでアダプター周りを整理せよ
PC周辺機器やスマホ、ゲーム機、モバイルバッテリーなどただでさえACアダプターの爆増によりコンセント口が足りないのに、ここに来てスマートスピーカーが増えて、「助けてドラえもーん」とLINE Clova ドラえもんに話しかけてみたりすること、皆さんもありますよね?
なので何気にAmazonで電源タップを見ていたら、何やら存在感あるごつい奴らが!
このごつい奴らこそ、最近巷で話題(?)のタワー型電源タップ! 私も勢いでPowerjc製の巨大タワーを購入したので、その詳細をレポートしてみようと思います!
まずは外観をチェック
一目瞭然、まずはデカイ! うん、知ってた。。。
高さ、幅の実寸サイズはAmazonに記載されているのでそちらを確認してください。
八角形の4面にそれぞれコンセント口が3個。なので3x4で計12個のコンセント口があります。ただしタワー型で360°の円周で4面だから、各面90°隣接となり、大きいACアダプタを刺してもまずは干渉しません。
さらに、上下3個口もピッチが十分にあり、刺し方を工夫すれば3個口ともにちゃんと刺せます。
つまり、タワー型として360°&上方スペースを使うことにより、12個のコンセント口は12個ともきちんと使えることになります。いざACアダプタ等を刺してみると、「デカイ」というマイナス感情よりも、自由にACアダプタを刺せる「快感」の方が上回るんですね。
これは使ってみないと分からない感覚でして、まずは良かったw
2500Wまで接続可能!
入力電圧は95~250Vまで対応しますが、海外で購入しない限りこんなもん海外に持ち出さないでしょうからまああまり関係ないかな。
また、本体メインの電源コンセントが2穴なのに、タワーに付属するコンセント口は3穴です。これは単純に3穴タイプも刺せるよってだけのことですね。アースとか関係ありません・・・
そうした無骨さを納得させるのが定格電力量2500Wという頼もしいスペック。
主な機器の消費電力は、デスクトップPC 50~150W、ノートPC 20~30W、スマホ充電(急速時) 10~15W、PS4 120~150W、Nintendo Switch 15~20Wあたりです。12個口で2500Wって1個あたり200Wですから、仮想通貨マイニング用サーバーを数台とかアホな刺し方しない限り全然余裕です!
雷対策もOK!?
ドゥーン!
村上ショージではなく雷サージが付いてます。
ちゃんと機能するか知らんけど付いてます。
USB給電が便利過ぎる!
USBポートは本体前面に9個付いており、スマホやタブレット、ゲームコントローラーやヘッドフォンなど頻繁にUSBから充電するのに非常に便利です。このおかげで、USBを刺すためのAC電源を排除できます。
私はテレビの背後スペースに置いたのですが、これによりPS4やSwitchのコントローラ、ヘッドフォン、スマートウォッチ、Bluetoothトランスミッターなど、細々したUSB給電機器を全てTV周りで集約できました。
でかいタワーですが、テレビ台の端スペース等でテレビの影に隠せば「はい、ひょっこりはん♪」
デカさを隠すことで唯一の弱点も解消です!
USB給電は9個口、8Aまで対応
ただし、9個口のUSB同時給電において最大電流量が8Aまでとなっています。
Quick Charge2.0/3.0に対応したスマホやタブレットだと、5V 2.4Aで10W前後の電力量となりますが、この場合だと4台程度までとなります。実際は2.4A出ることは稀で、1.6~1.8Aくらいになります。
また私が所持しているXperia XZ1ですと1.47Aまでしか出ませんでした。
ググったところ、XperiaはXZの時に急速充電時でも1.5Aまでに制御してるようでした。XZ1やXZ2での計測記事を見つけられなかったのですが、私のXZ1では他のQuick Charge2.0/3.0対応モバイルバッテリーからの給電でも1.4A程度がMAXだったので、多分そういう仕様なんでしょう。
他の機種でもバッテリー保護のために2.4A流せない仕様になってるものもありそうです。
というわけで、本機のUSB給電においては正常に急速充電が機能していました。9つのUSBポートいずれも1.8Aー2.0Aくらいは出てるので問題ないでしょう。
試しにiPhone7 Plusのバッテリーを20%まで減らして計測したところ、1.87Aまで出ました。さらにAnkerのQuick Charge3.0対応モバイルバッテリーだと2.0A程度出てました。
で、何故この計測が重要かと言いますと、この手の海外製電源周りは胡散臭い商品が非常に多いからです。価格とコンセント個口数だけ見て買うと、まともに給電してくれないカス製品を引いてしまうんですね。
例えばこの記事なんか凄く参考になります。
このように、実際計測してみると「思てたんとちゃう!」製品が多いのも事実なんですが、これはこれでAmazonで海外製品を買う醍醐味ですね!(違)
私もこのPowerjc製品を買うに当たっていろいろ検索したのですが、どこにも電流量を計測している記事や動画がありませんでした。
単なるアフィリエイト目当ての「使ってみた」記事ばかりで参りましたよ・・・
なのでいつものごとく人柱のポチでしたが、運良くまともな製品で良かったです。
ちなみにこのタワー式タップの品切れを引き起こしたKAZUさんの動画はさすがです。凄く分かりやすくかつ計測もしてくれているので安心して買えます。残念ながらKAZUさんが紹介した「Te-Rich」製品は売り切れだったので、「Powerjc」の方を買いました。
実はKAZUさんも動画の最後で私が購入した「Powerjc」12個口モデルも購入されてたんですよね。
つかサムネイル画像がPowerjcの方使ってるやん。。w
すなわち、私が確認できた機種の中でUSBがちゃんと急速充電に対応できていると言えるのは「Te-Rich」と「Powerjc」ということになります。他にもいい商品あるかもですが、なかなか計測データが出てこないんですね。
なのでAmazonの商品ページの記載をしっかりと読み解く必要があります。嘘も多いけど・・w
まあ、私のように結局USBポートに刺すのが急速充電を必要としない機器ばかりだと大してこだわる必要もなかったりしますw ですが、デスクとかベッドサイドでスマホやタブレットの充電を考えている方は、USB給電がちゃんと急速充電に対応しているものを選びましょう。
グループワーク、ハッカソン等にも最適
Mac Bookユーザーが10人集まって、あの巨大な白い豆腐が10丁持ち込まれてもこのタワーなら受け止めてくれます。会議室のデスク中央にこの子が鎮座していると意外と便利ではないでしょうか。
Amazon Echo SpotやGoogle Homeがたくさん持ち寄られても大丈夫。全部刺さります! むしろスマートスピーカーが多いと一斉に呼びかけに反応したりとそっち方面でカオスになりますw
また、Echo DotやLINE Clova miniならUSBに刺さりますので、さらに台数増えても大丈夫!
スマスピタワーとしても優秀です!
ゆえにハッカソン会場でも活躍するでしょう。ちなみに燃えにくい材質でできており、発火しずらいようにはなっています。つまりハッカソンでも安心です!
GIZMODEさんの記事に無理矢理ハッカソンな写真があったので参考になります!
価格から見た場合12個口がおすすめ
やはりそれでもデカさが心配・・・という方には2/3サイズであるコンセント8個、USB6個の小さいサイズもあります。
上記KAZUさんが紹介されているのもTe-Richの小さい方ですね。
ただ、価格で言うとデカイ12個口が4800円程度、小さい8個口が4300円くらいです。今品薄で少し価格が高いとは言え、双方の差は5〜600円程度です。8個口の方もそれなりにデカく存在感ありありなので、ならば割り切って12個口を買う方がお得のような気もしました。
余程の電源難民でもない限り、この手のタップは1台しか買わないと思うので、大きい方を買っておいた方が余裕出ますからね。
ということで、いい加減コンセント周りを整理したいなあ・・とお考えの方は是非一考を!